DSC EXPRESS Vol.123をお届けします。 毎月5日、15日、25日発行です。どうぞ宜しくお願い致します。
受賞作品はどれもがサイネージビジネスでの成功例だ。そのビジネスアイデアや使われ方は示唆に富んでいる。デジタルサイネージの新しいテクノロジー、新しい広告方法、新しいロケーション、新しいクリエイティブなど、最新トレンドを知る意味でも参考にして欲しい。
グランプリ:「ランダムマック」 デジタルサイネージ(DOOH)とSNSだけで行われ、参加者数200万人を越えるまでになった広告キャンペーン。広告主も「QRコードをトリガーに、モバイルと連動させてお客様にワクワクを提供するというのは新しいチャレンジだった。とてもワクワクにあふれて、展開されるのが待ち遠しいなあと思っていた企画だった。様々な商品と出会って頂き、さらにモバイルオーダーを使って購入して頂くという良い結果を得ることができた」と評価。他の2団体のアワードも獲得したビッグアイデアと言えるプロモーション手法と最新テクノロジー搭載のサイネージの使い方を知ることができる。https://digital-signage.jp/openevent/award/dsa2023-1/
準グランプリ:「エキマトペ」 サイネージが社会課題を解決した点が評価された取り組み。音を視覚的に表現し、聴覚障害者からだけでなく一般の駅利用者からも楽しいと感じられるような装置にしたのが成功の要因。https://digital-signage.jp/openevent/award/dsa2023-2/
優秀賞:「大阪駅(うめきた新エリア)におけるデジタル案内」 最先端技術を駆使した、西日本の“未来駅。前例のない駅サイン(サイネージ)の使い方に注目。https://digital-signage.jp/openevent/award/dsa2023-3/
優秀賞:「渋谷55ストリートビジョン」 駅構内の超高精細、連続性で圧巻のLEDサイネージ。完売が続く人気広告媒体の誕生だ。https://digital-signage.jp/openevent/award/dsa2023-4/
優秀賞「ZONe ENERGY(ゾーンエナジー)」 エッジの効いたアイデアとはこのことだろう。サイネージの不具合としか思えないものが実は、「受験生にしか見えない」応援広告だった。広告費換算で1億4千万以上の話題効果も生んだ。https://digital-signage.jp/openevent/award/dsa2023-5/
優秀賞:「Duct Mimicry Ambient Digital Signage」 景観に厳しいエリアで建築とサイネージを共存させた。内装の一部に“擬態する”手法に注目。https://digital-signage.jp/openevent/award/dsa2023-6/
優秀賞:「デジタルサイネージのための モバイル通信サービス“デサモ”」 安さにこだわったSIMを提供。ランニングコストを抑えたい事業者に役立つサービスだ。https://digital-signage.jp/openevent/award/dsa2023-7/
優秀賞「都市空間にバーチャル広告やコンテンツを重ねて配信できる“XRscape”」 都市空間をサイネージとしてメディア化するサービス。ハードウェアを越えた表示装置だ。https://digital-signage.jp/openevent/award/dsa2023-8/
優秀賞:「日本初!透過型フィルムLEDによる外壁ビジョンと立体アート」 「透過型フィルムLED」の利点を活かしたロケーション展開事例。活用が拡大しそうだ。https://digital-signage.jp/openevent/award/dsa2023-9/
優秀賞:「街に溶け込む恐竜」 大型ビジョンを使った一種のトリック動画。有名な映画の宣伝で採用。現場でどう見えるか徹底的に研究する姿勢と高度なサイネージの配信テクノロジーが、この優れた表現を生んだ。https://digital-signage.jp/openevent/award/dsa2023-10/
以上、受賞作品の注目ポイントを簡単に述べたが、詳しい作品の解説や動画、審査員のコメントなどをWebサイトにアップしているので、URLをクリックして是非ご覧頂きたい。(K.Y.)