DSA2023 Duct Mimicry Ambient Digital Signage

優秀賞

Entry Title
Duct Mimicry Ambient Digital Signage
Movie


Photo



審査会から
・カラフルに街を彩るのもサイネージの役目の中、景観との調和を非常に高度に実現していると思います。今後一層サイネージ普及が進むにあたり、従来の景色を大切にしつつも、サイネージこそが街の景色を作る存在になれそうだと感じました。
・そもそも、最初からそこにあって違和感のない造形物が、実はLEDでできており、サイネージとして、時として情報を載せるというアンビエントさが面白い。
・とてもカッコいい。どういう経緯でこういった取り組みを実施されたのか、背景を知りたいです。建築デザインを手がけられる方々が、デジタルサイネージ技術にどんどん着目してこのような取り組みが増えていくと、街がさらに未来型へと発展して行くと感じました。
・内装の一部に「擬態」するコンセプトを徹底的にこだわって、インフォメーションとアート作品としての演出効果を実現。逆説的に「目立たないサイネージ」は今後のトレンドになるか?

Corporate Name
PARTY
NIKKEN SEKKEI
SOLSO
H inc.
DGX-japan
Uzabase

Location
東京都 丸の内オフィスビル

Details
「ダクトに擬態する」景観を守るLEDサイネージをデザインしました。
LEDサイネージは、実際の建物内の天井に配置されているダクトをモチーフにしており、実物のダクトと同サイズの円筒や四角柱にデザインしています。建築と共存するLEDサイネージの新しいカタチです。
LEDサイネージに表示されている経済情報は、ユーザベースが提供するSPEEDAやNewsPicksの経済情報をリアルタイムに毎日更新し、ダクトの中を水と共に流れ、日本経済の中心地のひとつである丸の内という都市のなかを駆け巡る様子をイメージしました。
ダクトに擬態するために、1年間の太陽光の入り方をシミュレーション。さらに照度センサーを設置して室内空間の照明と連動させることで、LEDサイネージの映像に影を付加する設計にしています。階段などの色の映り込みを反映させることで、限りなく“擬態”を追求しています。
Feature
LEDサイネージは、CGで空間シュミレーションを行い、建築の中に交差して入り込むようにダクト型LEDサイネージをオリジナルで設計・制作。
曲面部分はゴム型の曲がるLEDを採用しています。
「ダクトに擬態する」ために実空間にあるダクトを撮影し、LEDサイネージとして人が見た際により擬態が最適化されるように調整しています。
実物のダクトで影となる部分もLEDでは発光してしまうため、あえて影部分には映像上で照度を落として暗くしたり、階段の映り込みなどを再現することで、パッと見ただけではLEDサイネージとわからないような演出をしています。ダクトへの擬態状態を長く表示させるほどに、文字がアニメーションで投影されたときにインパクトを生み出します。
オフィス内の明るさを照度センサーを用いて取得しておき、日中の明るさに応じてサイネージの輝度を調光する仕組みに設計しています。
Screen Size
フルHD 1000インチ相当

Screen Type
LEDサイネージ

Number of Screens
湾曲1画面

Running
2022年7月11日〜

Explanation Url
https://prty.jp/work/duct-mimicry
https://vimeo.com/826072888?share=copy

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