DSA2022 新宿東口の猫 / GIANT 3D CAT
グランプリ
Entry Title
新宿東口の猫 / GIANT 3D CAT
Movie
Photo
審査会から
・リアルすぎず、デフォルメしすぎずの絶妙な猫の質感が素晴らしい。必ずしも有利とはいえないロケーションを見事に活用させていることに価値がある。
・サイネージ史上最大の話題となり、デジタルサイネージを、誰もが知る「街の名所」レベルに引き上げた。3Dクリエイティブのムーブメントを作った作品であり、3Dならではの広告を含むクリエイティブの広がりに大いに期待したい。
・DOOHのコンテンツにストーリー性を持たせ、それをフックに各種メディアと連携して広告媒体としての価値を高めている。
・「3D巨大猫」というコンテンツにより生活者の注目を一気に引き寄せた。
様々なパターンの制作や、様々なクライアントとのコラボレーション等、話題が枯渇する暇なく次々と繰り出される施策に、SNS等においても常に話題の中心となった。新宿エリア自体の著しい価値向上にも寄与している点も加点評価としたい。
Corporate Name
株式会社クロススペース
株式会社ユニカ
株式会社オムニバス・ジャパン
Location
新宿駅東口・クロス新宿ビル屋上
Details
新宿駅東口広場、クロス新宿ビジョンのための錯視3Dを利用した映像コンテンツ。 単なる3D映像としてだけではなく、ランドマークキャラクターとして大きな猫がビルに住んでいるかのように設計されている。
放映が始まる朝に猫が目覚め、日中に何度も現れ、夜は眠くなって消灯する。猫の高く狭い場所が好きな特性や耳やしっぽとの感情の連動など、存在感を巧みに演出している。 この都市に棲息するキャラクターは、日本的な独特のユーモアとして海外メディアでも取り上げられた。さらに二次創作も多く登場しSNSで拡散された。背景のストーリーがSNS上で展開していく現象は、都市の屋外サイネージの枠を超え、ファン参加の新しいエンターテインメントメディアとしての可能性を示した。
企業コラボ、2D広告をはめこめるフレーム施策、Twitter、YouTubeを複合的に使用して広告効果を最大化している。
Feature
単なる裸眼3Dのサプライズコンテンツとしてだけでなく、広告対象であり媒体であるビジョン自体をランドマークとして認知させた点。
運営においては「猫がそこに住んでいる」という設定で一日の放映スケジュールを設計。
そうした放映スケジュール情報の開示・SNS連動などで、現地へ訪問する視聴者に配慮した施策をとり、反響に応じてその細部を調整した。
そのことによりクロス新宿ビジョンは3D広告ショーケースとしての盛り上がりを見せ、DOOHを「通行する人の目に留まる広告媒体」から、「わざわざ見に行く目的」へと進化させた。
映像自体も猫コラボ広告や、同種の広告 3Dコンテンツの映像表現上のフラッグシップとしても成功。2021年の新しい新宿の風景としてイメージを作り、地域の活性化にもサイネージの可能性を示した。また日本のキャラクターカルチャーとDOOHが接続する可能性を示した。
Screen Size
154.7㎡(H 8.16m × W 18.96m)
Screen Type
LED
Number of Screens
1
Running
2021/7/1〜
Explanation Url
新宿東口の猫Twitterアカウント
https://twitter.com/cross_s_vision
【公式】クロス新宿ビジョンYouTubeチャンネル
https://www.youtube.com/c/crossspacechf
オムニバス・ジャパン新宿東口の猫特設サイト
https://www.omnibusjp.com/shinjuku3dcat/
このページの掲載内容は、アワード応募時に提出いただいた内容にもとづいています。
また、作品・資料の著作権は応募者(および関連する権利者)に帰属します。
デジタルサイネージアワード2022 全受賞作品は、こちら。