DSA2022 【福岡県】 緊急事態宣言、発出中。

優秀賞

Entry Title
【福岡県】 緊急事態宣言、発出中。

Movie

Photo

審査会から
・行政からの情報発信と思えないような斬新なクリエイティブでアイキャッチを高めた戦略は成功事例であると思う。クリエイティブにこだわることで拡散効果も大きく、他自治体においても独自の工夫が期待される。
・若年層向けに「エヴァ書体」を使ったインパクトのあるクリエイティブが功を奏した事例。
誰にメッセージを届けたいのかがクリア。
・有名コンテンツをイメージさせるデザインで、現在の状況を的確に伝え、ひときわ目立ち、記憶に残る企画である。

Corporate Name
ラブエフエム国際放送株式会社
FLAMo 合同会社

Location
西鉄福岡(天神駅)コンコースなど、福岡県内各所
Details
新型コロナウィルス感染拡大という未曾有の事態に直面した2021年1月、福岡県に2回目の緊急事態宣言が発令された際、九州一の繁華街・天神のど真ん中、西鉄福岡(天神)駅に突如現れ「外出自粛」を伝えたデジタル掲示板。
その動くインフォグラフィックスは異彩を放ち、通行客の多く、とりわけ若者たちの足を止めるほどのインパクトで、瞬く間にSNSで拡散され、一躍、時の話題となった。
これは新型コロナウイルス対策のための自粛要請PR映像。福岡県が企画し、天神をはじめ、博多、小倉、久留米など県内各所のデジタルサイネージで放映されたもの。
その緊迫感、スピード感、インパクトは、自治体発信の表現物にありがちな“予定調和”を完全に超越。行き交う人々の興味を誘い、巷のSNSを多いに沸かせ、テレビの全国ニュースをはじめ数々のメディアでも取り上げられ注目を集めた。
Feature
黒一色の背景に「緊急事態宣言、発出中。」の動く文字。人気アニメを彷彿させるフォント使いで、外出自粛や感染防止対策を呼びかけるメッセージが街角で次々とたたみかける。コロナに疲弊する人々に対し、とりわけ繁華街に遊びに来ている若者に向けて、分かりやすくその緊急性と危機感を伝えることをまず第一優先で考えた。
表示するテキストの内容は他の行政発信のメッセージと同様だが、演出により行政らしさを外し、特別感を演出できたのではないか。
また画像も映像もなく、制作時間やコストも最小限だが、メッセージ性をより強く、SNS映えまで可能にした、まさにモーショングラフィックス✕デジタルサイネージコンテンツの好例になったと思う。

Screen Size
H1,335×W5,290mm
Screen Type
LED
Number of Screens
10画面
Running
2021年1月20日(水)〜2021年2月28日(日)
2021年5月12日(水)〜2021年6月20日(日)

Explanation Url
◆緊急事態宣言 福岡県がエヴァ風動画で不要不急の外出自粛を呼びかけ
https://sasatto.jp/article/special/coronavirus_fukuoka/entry-995.html?msclkid=9ff02730c1b911ecbd140eb55c7f08e3
◆「エヴァ風」自粛要請動画が博多駅をジャックしていた / マジで全員立ち止まるレベルの迫力
https://rocketnews24.com/2021/06/07/1501072/

 
このページの掲載内容は、アワード応募時に提出いただいた内容にもとづいています。
また、作品・資料の著作権は応募者(および関連する権利者)に帰属します。
 

デジタルサイネージアワード2022 全受賞作品は、こちら。

Copyright c Digital Signage Consortium. All Rights Reserved.