デジタルサイネージアワード2019受賞作品
デジタルサイネージアワード2019概要
デジタルサイネージアワードは、(一社)デジタルサイネージコンソーシアムが主催し、公募したデジタルサイネージ作品の中から優秀な作品を選出・表彰することでデジタルサイネージ市場をさらに活性化していくことを目指すものです。2019年度は、前年に10周年を迎え、部門も刷新いたしました。
作品募集は、2019年4月18日(木)~2019年5月24日(金)にデジタルサイネージコンソーシアムサイト上で行いました。
審査
審査は2019年5月最終週に下記の審査会で行い、グランプリ1作品、準グランプリ1作品、クリエイティブ部門賞3作品、テクノロジー部門賞2作品、IoT AI部門賞2作品、広告部門賞3作品が選出されました。
全体として、クリエイティブのレベルが高いだけでなく新しい技術やコンテンツ共有の仕組みが普及浸透していく勢いが感じられ、惜しくも受賞を逃した作品の中にも注目すべきものが多数ありました。
審査会メンバー
- 審査員長 中村伊知哉 (一般社団法人デジタルサイネージコンソーシアム)
- 伊能 美和子 (タワーレコード株式会社)
- 川村 健一 (電通アイソバー株式会社)
- 佐村 智幸 (パナソニックシステムソリューションズジャパン株式会社)
- 角 隆一 (日本電信電話株式会社)
- 土屋 敏男 (日本テレビ放送網株式会社)
- 西村 真理子 (株式会社HEART CATCH)
- 比企 宏之 (LINE株式会社)
- 前田 鎌利 (株式会社固)
- 山本 孝 (株式会社ジェイアール東日本企画)
- 吉田 勝広 (株式会社オリコム)
受賞作品
各作品の紹介内容は、応募内容にもとづいています。
審査のポイントなどは、授賞式・審査員講評のページをご覧ください。
グランプリ
Entry Title
WOW! NINJA in SHIBUYA
Corporate Name
株式会社NTTドコモ
株式会社ADKマーケティング・ソリューションズ
株式会社ADKクリエイティブ・ワン
Location
渋谷 MODIビル 大型ビジョン
Details
NTTドコモの訪日外国人向け観光情報サービス【WOW! JAPAN】の認知拡大施策として外国人観光客が多い渋谷の交差点で、巨大デジタルサイネージを駆使した「だまし絵ムービー」で、外国人観光客の信号待ちの時間を驚きの日本体験の時間に!
調査によると外国人の約6割が今でも日本に忍者がいると信じています。そんな彼らに向けて、忍者が出現して数々の忍法を披露する「だまし絵ムービー」で、楽しいエンターテイメントを提供。2018年11月10日から12月14日まで約1ヶ月実施。多くの外国人観光客から驚きの声や歓声、拍手が巻き起こりました。TBS王様のブランチなど数多くのTV やネットメディア、海外メディアでも話題に。台湾ではTV情報番組でも紹介。特に実際の信号機から忍者が赤信号を盗むシーンは圧巻。多くのメディアでも話題になりました。
Movie
※ この作品は、クリエイティブ部門賞と広告賞を合わせて受賞しています。
準グランプリ
Entry Title
ジュラシック・ピラー
Corporate Name
株式会社 電通
Location
大江戸線六本木駅 ホームビジョン
Details
駅サイネージの機能を拡張しアテンションからエンゲージメント、アクティベーションまでワンストップで完結したのが企画の特徴です。家族層や若者の取り込みに成功しターゲットの拡大に寄与。SNSでも拡散され、70以上のネット媒体を中心に記事が紹介されました。映画は封切り2週連続で興行No.1を記録し、興収80億円、動員540万人を達成。本企画はJAA広告賞屋外・交通広告部門グランプリを受賞しました。
Movie
クリエイティブ部門賞
Entry Title
WOW! NINJA in SHIBUYA
※ この作品は、グランプリを受賞しています。内容はグランプリの項をご覧ください。
クリエイティブ部門賞
Entry Title
NamuNamu2.0
Corporate Name
サイバー南無南無
Location
幕張メッセ
Details
福井県の朝倉行宣さんが始められた、従来の法要に音楽とプロジェクションマッピングの要素を加えた「テクノ法要」をご存知でしょうか。その斬新な法要形式は「ニコニコ超会議」などでも話題となっており、注目を集めています。
私たちの行う「サイバー南無南無」はそんな「テクノ法要」にインスパイアされ始まりました。伝統的な仏教の声明と、インタラクティブなデジタルアートとのコラボによる参加型の法要です。
Movie
クリエイティブ部門賞
Entry Title
Shinjuku City Visualize
Corporate Name
superSymmetry by omnibus japan
Location
新宿の大型ビジョン・サイネージ(アルタビジョン、ユニカビジョン、エストビジョン バイ ルミネエスト、フラッグスビジョン、フラッグスサイネージ)
Details
アーティストには発表の場を、サイネージには新しい表現開発を、そして空間と行き交う人たちには新しい雰囲気を、というそれぞれにとって有意義なイベント企画。
アート作品を大型ビジョン・サイネージに展開することで、イベントの目的である「新宿の街の新たな魅力づくり、イメージアップ」に貢献。異なるサイネージを利用した相乗効果や回遊性なども提案した。
Movie
テクノロジー部門賞
Entry Title
交通広告デジタルサイネージ入稿データ共有プラットフォームTADSS(タッズ)
Corporate Name
株式会社JR東日本アイステイションズ 他 全国交通広告媒体社23社局
(株)北海道ジェイ・アール・エージェンシー (株)小田急エージェンシー (株)京王エージェンシー (株)京急アドエンタープライズ (株)京成エージェンシー 相模鉄道(株) (株)ジェイアール東日本企画 西武鉄道(株) (株)東急エージェンシー 東京都交通局 東武鉄道(株) (株)メトロアドエージェンシー (株)ジェイアール東海エージェンシー (株)電通 名鉄コミュニケーションズ (株)アド近鉄 (株)アド南海 (株)大阪メトロサービス (株)京阪エージェンシー (株)JR西日本コミュニケーションズ (株)阪急アドエージェンシー (株)ジェイアール四国企画 JR九州エージェンシー(株) (株)西鉄エージェンシー (株)JR東日本アイステイションズ
Details
・交通広告の業界全体の課題であったデジタルサイネージの入稿仕様の標準化という課題に取り組んでいる業界初の施策であること。
・従来、専門知識が必要だったデータ変換を専門知識が無くても出来るシンプルなユーザーインターフェイスで機能化し、これを媒体社が広告会社に無償でサービス提供するというモデルをとっていること。
Movie
テクノロジー部門賞
Entry Title
Jリーグデジタルスタジアム
Corporate Name
公益社団法人日本プロサッカーリーグ
日本電信電話株式会社
Location
大手町プレイス カンファレンスセンター 2F ホールA・B
Details
JリーグオフィシャルテクノロジーパートナーであるNTTグループの持株会社研究所が研究開発を進める、「超高臨場感通信技術 Kirari!」を適用することにより、競技フィールド全体の様子を横方向12K画素の広視野角・高解像度の映像としてライブビューイング会場に配信することで、遠隔地の試合の様子が、距離を超えてあたかも目の前に存在するかのように感じられる、高い臨場感を実現しました。
Movie
IoT AI部門賞
Entry Title
おしゃべり案内板
Corporate Name
株式会社NTTドコモ
Sayaプロジェクト
Location
京王線高尾山口駅、国営みちのく杜の湖畔公園、那覇バスターミナル、ミシャラク 伊勢丹新宿店、成田空港第2ドコモ ワールドカウンター、ドコモインターシティAirオフィス受付、ドコモ関西支社メインエントランス
Details
音声とタッチに対応したインタラクティブな多言語AI案内サービスです。
会話内容とキャラクターの連動により温かみのあるコミュニケーションを実現。飲食店の空き情報、災害時の災害情報と避難経路といった”その場所ならではの情報の案内も可能です。
空港・商業施設・観光地等での案内スタッフの稼働削減、インバウンド対応を支援します。
Movie
IoT AI部門賞
Entry Title
5G PROJECTION CAR
Corporate Name
株式会社NTTドコモ
株式会社カケザン
株式会社イメージソース
Location
SHIBUYA109前、アダストリアみとアリーナなど
Details
本来であれば投影場所の施工や設置、調整に時間とお金が掛かるため、手を出しにくい存在だったプロジェクションマッピングを、誰でも低コスト・短時間で実現できる。
車両が入れる場所であれば、どこでもプロジェクションマッピングを行うことができる。次世代通信技術である5G移動局を搭載することで、例えば公園などLAN環境の整っていない場所でも大容量・低遅延の通信を実現でき、様々な活用方法が広がる。
Movie
広告部門賞
Entry Title
メディアミックスの取り組み
Corporate Name
株式会社ビズリーチ
Location
東京・大阪の駅広告
Details
TVCMの内容とトンマナを合わせて、上昇している認知度をビジュアルで理解してもらえるようにしたこと。TVCMはサービス名の認知向上・サイネージは機能認知向上という住み分けをした。
マス広告への出稿を始めて約3年。認知度は首都圏にて80%を超えた。しかし、ゴールであるサイトへの誘導に課題感があった。
そこで、TVCMでは伝えきれなかった、誘導を強くアピールする戦略をとった。サービスの機能とサイト誘導をセットにしたクリエイティブを、JR主要駅のデジタルサイネージで掲出。結果、検索数は通常時と比較して180%向上。デジタルサイネージで大きな成果をあげられた施策となった。
Movie
広告部門賞
Entry Title
WOW! NINJA in SHIBUYA
※ この作品は、グランプリを受賞しています。内容はグランプリの項をご覧ください。
広告部門賞
Entry Title
マックシェイクカルピス TV×SNS(twitter)×OOH(デジタルサイネージ) 3メディア連動企画
Corporate Name
日本マクドナルド株式会社
Location
都内5か所、大阪1か所、合計6か所
表参道・神宮交差点 原宿表参道ビジョン、新宿駅東口 アルタビジョン新宿、池袋パルコ 池袋パルコビジョン、六本木交差点 龍角散VISION、秋葉原UDXビル入り口 秋葉原UDXビジョン、大阪道頓堀 トンボリステーション
Details
twitterのリツイート数を屋外ビジョンにリアルタイムに反映させ、実際にTVで放送してほしい「さわやかなCM」を投票してもらう企画。
OOH(屋外サイネージ)×TV×デジタル(twitter)が本格的に連動したかつてない斬新な企画。
Movie
表彰
表彰は、2019年6月12日、デジタルサイネージジャパン(DSJ)会場で行いました。授賞式の様子は、下記バナーからご覧ください。