日立造船、電子制御機器開発に力?舞鶴工場に研究施設
日立造船は産業用ボードなどの電子制御事業を手がける舞鶴工場(京都府舞鶴市)に、電子制御システムの実証実験を行う研究施設を新設する。近く着工し、2012年3月の完成を目指す。また同工場の電子ボード組み立てエリアを約2倍に拡張するほか、一部を手がけていた鋳物部品の生産を若狭事業所(福井県高浜町)に集約する。総額10億円を投じ、同事業の生産・開発体制を刷新する。
新設するのは「制御機器センター」。2階建てで、延べ床3246平方メートル。入退室管理などのセキュリティーシステムをはじめ、映像・画像蓄積技術やデジタルサイネージ(電子看板)の実証実験と関連機器の製造を担当する。新製品開発のスピードを上げるのが狙い。屋根に発電容量70キロワットの太陽光パネルを設置するほか、発光ダイオード(LED)照明を全面採用し、環境に配慮する。
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0120110908bcag.html