成田空港の無料無線LANが大幅拡充、「座れるところをほぼ網羅」出発・到着ロビーに続き、制限エリア内も増設
成田空港の公衆無線LANは、NAAと関連会社の空港情報通信が2002年から設置・運営しており、現在は空港内のほぼ全域に400台以上のアクセスポイントを設置している。ただし、大半は業務用で、運行に関連する情報を航空機に伝送するほか、空港内の店舗やデジタルサイネージのデータ通信、貨物ターミナル内での荷物の配送などに使用している。このうち125台のアクセスポイントは一般旅客向けにも開放しているが、公衆無線LAN事業者各社のユーザーIDを使い、有料で接続可能になっている。
一方で、海外の空港で無料の公衆無線LANサービスが増えていることや、訪日外国人を中心に無線LAN接続のニーズが高いことなどを踏まえ、NAAでは2010年6月から旅客ターミナルの一部で無料の公衆無線LANサービスを開始。これまでに、第1ターミナルの制限エリア内にあるパソコンブース5カ所と、第2ターミナルの制限エリア内にある「Broadband CAFE」で無料サービスを提供している。今回の取り組みは、こうした無料の公衆無線LANサービスをさらに拡充するもの。
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