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シャープ、液晶はコスト優先 亀山工場をスマホ用パネルにシフト
 
シャープは3日、テレビ用を中心に採算が悪化している液晶パネル事業のテコ入れ策を発表した。テレビ用パネルを生産してきた亀山工場(三重県)を、スマートフォン(高機能携帯電話)やタブレット端末に使う中小型パネルの生産拠点に衣替えすることなどが柱で、今後の液晶生産は中小型や電子看板(デジタルサイネージ)用などの「超大型」に特化する。テレビ用パネルについては台湾メーカーの鴻海(ホンハイ)精密工業と部材を共同調達する提携計画も浮上している。
 
「勝っても赤字の市場では戦わない」。この日都内で開いた会見で片山幹雄社長が示した液晶パネル事業の方針は明快なものだった。もうからない分野は縮小し、成長分野に集中投資するという“王道”の戦略だ。
 
40型以下の液晶テレビは猛烈な勢いで価格下落が進行し、韓国サムスン電子やLG電子の「世界2強」ですら赤字だ。基幹部品の液晶パネルも「世界中で在庫が余り、外部に売る必要がない」(片山社長)ほど市況は悪化している。
 
このため、シャープは亀山工場でのパネル生産をテレビ用に使う大型から、スマホやタブレット端末、ゲームなどに使う中小型にシフト。この結果、2011年度の液晶パネル販売額は大型が3割減となる一方で中小型が5割も増え、パネル全体に占める中小型の割合を10年度の35%から50%超に高める。
 
http://www.sankeibiz.jp/business/news/110604/bsg1106040503002-n1.htm
 
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1106/03/news119.html
 
http://japan.cnet.com/news/business/35003578/
 
http://jp.reuters.com/article/technologyNews/idJPJAPAN-21524120110603
 
http://kaden.watch.impress.co.jp/docs/news/20110603_450490.html
 

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