DSC EXPRESS
Vol.173

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  • 小売業界の店舗DXで活躍する超小型なデジタル機器

    小売業界の店舗DXで活躍する超小型なデジタル機器

    店舗の棚札が進化し、デジタル表示が主流に。電子棚札(Electronic Shelf Label)が、価格の即時更新やダイナミックプライシング対応で店舗DXを加速させています。

     ◆電子棚札(Electronic Shelf Label)を知っているだろうか?

     小売店舗の棚には、価格を示す札があるが、昨今その棚札が、列をなしてデジタル表示されている。これが電子棚札(Electronic Shelf Label)である。最近、電気量販店やスーパーを覗くと、商品棚には、大小の電子棚札が整列されており、1商品に1つ存在している。しかもネットワークされたデジタル機器は、店舗に展示されている商品数とほぼ同等数が存在し、その数、数百~数千個である。


     この手のひらサイズのデジタル機器には、Bluetooth、NFC、Wi-fiなどの機能が搭載されており、クラウドサービスやローカルネットワークを連携して、即時に表示内容を更新する。手のひらサイズではあるが、電子的な表示機器かつネットワークにつながっている電子棚札は、超小型デジタルサイネージ化していると思われる。


     価格がリアルタイムに変更できることから、ダイナミックプライシング対応が可能であり、即時配信や予約配信など、現在デジタルサイネージで実現可能な機能が搭載されている。

     店舗DXソリューションの1アイテムとして、オムニチャンネル・リテールの急速な需要に応えているメディアとなっているようだ。店舗DXが進む中、大型のデジタルサイネージと超小型電子棚札が連携して、小売空間を彩っていくだろう。

    (T.W.)

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