2022年10月6日（木）、DSCではWorld Out Of Home Organization (以下WOO／世界100ヶ国から約250社の広告会社・媒体社が参画するグローバルな屋外広告の業界団体でDSCも昨年より加入) が本年5月にWOO総会で発表した「OOHオーディエンス測定の新しいグローバルガイドライン」の日本語版を発行した（OOH＝Out of Home。屋外広告の略。）。このガイドラインは2009年にFEPE（WOOの前身）が発行したガイドラインを改訂したもので、今回、その翻訳版をDSCが公開したものである。主な改訂ポイントとして、①デジタル化への対応 ②最新データの活用 ③クロスメディア対応等の項目を充実させた他、用語の定義および用語集もUPDATEされている。また日本を含むアメリカ・イギリス・カナダ等、計11ヶ国におけるOOHメジャメントの運用事例が紹介されているため、サイネージ広告分野で昨今、話題になることが多いメジャメントの概念やその応用事例を体系的に理解することができる。是非、ご一読いただきたい。
https://digital-signage.jp/press-release/27178/
このガイドライン以外にもDSCではサイネージビジネスにおける様々なニーズに応えて、これまでに複数のガイドラインを発行・公開してきた。これらの各ガイドラインは何れもDSCサイトでダウンロードできるため、必要に応じて参照・活用していただきたい。
https://digital-signage.jp/document/
■「災害・緊急時におけるデジタルサイネージ運用ガイドライン（第2版）」／2014年6月
東日本大震災での経験を踏まえて災害発生時におけるサイネージの役割や求められる仕様、運用の留意点等について記載。
■「アテンドサイネージガイドライン（第1版）」／2017年1月
インフォメーション用途で活用されるインタラクティブなサイネージについて、デザインやＵＩ、コンテンツやスマートフォン連携における推奨事例等を記載
■「デジタルサイネージ標準システム相互運用ガイドライン（第2版）」／2017年5月
災害情報の一斉配信やＨＴＭＬ５規格を踏まえたスマートフォン連携に必要な仕様、属性に応じて表記を切り替える際の標準的な技術仕様等を記載
■「デジタルサイネージ災害コンテンツガイドライン（第2版）」／2018年6月
デジタルサイネージが災害発生時に表示すべきコンテンツにおいて推奨される文字の大きさや色、レイアウトや多言語対応の事例について記載
■「センシングサイネージガイドライン（第1版）」／2019年6月
カメラやビーコン等のセンサーから取得されるデータを活用してサイネージを運用する際の留意点や遵守すべき項目について記載
■「オーディエンスメジャメントガイドライン（第1版）」／2021年3月
サイネージを広告分野で活用する際のオーディエンスデータの取得方法、各種用語の定義等について記載