【DSJ2011】ディスプレイ技術の革新で発展するデジタルサイネージ
デジタルサイネージの要素技術の中でも最も重要なのは“ディスプレイ技術”だろう。DSJ2011では新しい技術動向が見られた。
シャープは、新開発した超薄型ベゼルの60V型ディスプレイ「PN-V602」一押ししていた。同製品はマルチ構成(最大25画面)でシステムフレーム幅がわずか6.5mm。さらに、「直下型LEDバックライトの採用により、エリア制御で消費電力を半分にしたり、従来機比で約2倍となる1500カンデラ毎平方メートル(cd/m2)の高輝度を発揮する」(説明員)。実際に目を引く“明るさ”だった。サムスン電子(展示は代理店であるエヌジーシー)も当然、超薄型ベゼルを訴求ポイントにし、マルチ構成(最大100画面)で5.5mmのシステムフレーム幅を実現した55V型新製品「SyncMaster UD55A」をブース前面で展示していた。同製品の輝度は700cd/m2とシャープ新製品の半分以下だが、その分、消費電力を250Wに抑える。デジタルサイネージ分野でも両社の争いは続きそうだ。
http://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/1106/27/news009.html