電通と博報堂の種目別売上高前年同月比をグラフ化してみる(2011年4月分)
電通と博報堂では毎月最新の種目別売上高速報を発表している(ただし今回も後述するように事情が異なる)。種目の呼び名には多少の違いがあるが、区分としては共通のものを利用しており、並べて比較することが可能。電通は【こちら(PDF)】にあるように単独会社のデータが公開されているが、博報堂は【こちら(PDF)】のように、子会社の主要3社の単体月次売り上げがそれぞれ併記された形。そこで後者については3社の合計を最新データと1年前のデータそれぞれで計算し、その上で前年同月比を改めて当方で算出。その結果を反映させたグラフが次の図。
今月も【電通と博報堂の種目別売上高前年同月比をグラフ化してみる(2011年3月分)】に続き、東日本大地震の影響を受けて定例の月次報告が延期。先日12日の決算短信発表と共に電通は4月分のデータも公開。博報堂は16日に公開し、ようやく両社の2011年4月分が出そろう事になった。今月は「博報堂より電通の伸び率が良い(あるいは下げ率が低い)」項目が多数存在する状況となり、しかも影響力が大きい4マスでは、電通がより良いのが3項目、博報堂がより良いのが1項目。混乱期における電通の底力を再認識させる動きとなった。
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=0517&f=column_0517_008.shtml