DSA2025 LED防災ファッション

優秀賞

Entry Title

LED防災ファッション

Movie


審査会から

・人、そのものがデジタルサイネージ化する近未来を描いた作品。今後の進化に期待したい。
・インフラが途絶えた際に、被災者に必要な情報を提供できることをアピールしていくことで『認知度』を高め、更なる進化と広い展開が期待される。
・フレキシブルLEDの用途としては究極とも言えるファッションへの展開にチャレンジした意欲的な事例。災害時インフォメーションとしての効果は疑問であるが、近未来のサイネージの可能性を提案したコンセプトは評価できる。
・アパレル×サイネージ。これまでもいくつか見てきましたが、洗濯はどうするのだろう、という素朴な疑問が…。ましてや被災地の場合??とは思いますが、この組み合わせの進化の可能性にも期待しています。防災服より、宇宙服の方が相性が良さそうな気もします。
・ファッションと防災、LEDの融合という異分野連携が非常にユニーク。ニューヨークでの発表も先進的で高評価。

Corporate Name

京都大学防災研究所
濵田プレス工藝株式会社

Location

ニューヨークファッションウィーク、ニューヨーク

Details

本作品はLEDディスプレイを用いた防災ファッションである。日本は多くの災害に見舞われるため、常に災害に対応できる体制を用意しておく必要がある。それを具体的な形にしたものとして、防災機能を持ったファッションである防災ファッションの制作を行なっている。防災ファッションは、耐水性・耐火性などの防災機能を備えていると同時に、災害時に多くの人々に適切な災害情報を提供することも求められる。具体的な防災ファッションの1つの形態として、LED防災ファッションを制作した。本ファッションは、フレキシブルなLEDパネルを組み合わせて、人が着る服の形にしたものである。全体がLEDパネルとなっており、そこに災害時に種々情報を表示可能である。本LED防災ファッションは、2025年2月のニューヨークファッションウィークにおける土佐尚子のファッションショ々において防災ファッションの一つとして披露し、大変好評であった。

Feature

本LED防災ファッションは、フレキシブルなLEDパネルを組み合わせて服の形にしたものである。バッテリーやLEDパネル駆動システムは小さな背負型のバッグに入っている。LEDの電力はバッテリーから供給される仕組みになっており、他からの電力供給なしで数時間のLED表示が可能である。服全体がLEDパネルになっており、災害時には、災害情報の表示、人々への避難に関する指示、避難場所の表示、救援物資の輸送状況、救援物資の手渡し場所や時間など、災害時における必要な情報を的確に提供することが可能である。この機能を用いて、災害現場や避難所などでリーダー格の人が着用することによって、災害現場全体の救援活動の指揮をとったり、避難所で被災者に災害から精神的にも肉体的にも回復するために必要な情報を的確に与えることなどが可能になる。

Screen Size

47cm (横)x 106cm(縦)

Screen Type

LED

Number of Screens

1面

Running

2025年2月9日

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