DSA2024 東京中を美術館にしよう

優秀賞

Entry Title
東京中を美術館にしよう
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審査会から
・OOHの最も典型的、かつ効果的な活用方法である、来場誘引。この「古典的」な機能を、最新のテクノロジーである、プログラマティックやライブ配信、AIなどを活用してさらにその効果を高めた、現代のOOH広告の見本のような事例。
・東京の街を美術館と捉える発想が素晴らしい。認知度の浸透が高くなれば、既存サイネージの効果を超え、サイネージの新たな価値創出が期待できる取り組みだと感じた。
・街に染み出すインターネットと言ってきたデジタルサイネージ。街にあるサイネージ同士がつながっている感じ、またビルと人とがしゃべることでつながっている感じの演出も面白いです。今後この仕組みは、街ぐるみの防災メディアとして活用できないでしょうか?
・公共空間にある屋外ビジョンを活用し、プログラマティックメディアならでは特性を活かしながら、東京中を美術館として空間創出するというコンセプトが素晴らしいと感じます。屋外ビジョンをネットワークするとうことは改めて公共空間をランドスケープするということだということに気が付かされました。

Corporate Name
一般社団法人東京ビエンナーレ
株式会社 LIVE BOARD
株式会社電通
株式会社ピラミッドフィルムクアドラ

Location
東京都心北東エリア(千代田区、中央区、文京区、台東区の4区にまたがるエリア):西日暮里・長浜ビル、上野・早田ビル、上野・TSDビル、小川町・久保キクビル、小川町・井上ビル、築地・アーバンメイツビル、新橋・東新橋ビル、神保町・オオタビル、御徒町・御徒町ライフビル、人形町・わけ屋ビル、新宿・長野屋ビル
Details
東京のまちを舞台に2年に1度開催する国際芸術祭「東京ビエンナーレ」。第一回目の2021年はコロナ禍に実施され、今回第二回目だったということもあり、まだイベント認知度は低く、認知率や参加率を上げるためDOOHによる広告配信を実施。また、本年は「東京中を美術館にしよう」というテーマの通り、東京都北部エリアに展示場をちりばめたため、各展示場の来場率が上がらない傾向にあった。今回、屋外広告を活用したイベントの開催広告のみならず、会場の場所を示すクリエイティブを屋外スクリーンの場所に応じ制作し、来場者の道案内役も果たし、各会場の来場率に貢献した。更に、認知率を上げるためにDOOHの最新技術を活用し、ライブストリーミング(イベントの実況中継)やインタラクティブ配信(参加型アート広告)を実施した。
結果、Xでは、5847postsと、第一回目よりも4倍以上拡散され、集客は約2倍の107万人となった。

Feature
プログラマティックOOH機能を活用し、エリア配信、ライブストリーミング、インタラクティブ配信(ChatGPT)をアートイベント全体で実施
① エリアに応じた会場案内とイベント告知
本イベントは東京都心北東エリアを舞台としているため、各展示会場がエリア内で離れています。そこで開催会場を来場者にわかるように、屋外ビジョンを活用し、開催会場の方向と入口の様子を放映。告知するだけでなく、会場への道案内も兼ねた映像を公開
②歩行者参加型インタラクティブ配信
新宿長野屋ビルに設置されている屋外ビジョンにビルの窓や壁が顔のようにし、参加者がマイクで話しかけると、近辺の街の歴史などを語ってくれる参加型アートイベント。忘れられている東京の記憶は、大規模言語モデルの中に眠っていると考え、会話にはChatGPTを活用しました。建物とAIが一体化して人々と話す画期的な挑戦
②「天馬船プロジェクト/日本橋川」

Screen Size
https://liveboard.co.jp/screen/tokyo/area.html?local=all

Screen Type
LED

Number of Screens
11面

Running
2023年10月21日(土)〜2023年11月5日(日)

Explanation Url
https://liveboard.co.jp/information/202311002286.html
https://youtu.be/L-8BZNydglo

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