DSA2020 サッポロビールが行った世界初の電車内ダイナミックDOOH展開 属性別素材放映

優秀賞(DOOH部門)

Entry Title
サッポロビールが行った世界初の電車内ダイナミックDOOH展開 属性別素材放映

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審査会から
AIカメラで乗客属性の分析を行い、リアルタイムのコンテンツの出し分け(ダイナミックDOOH)を実現しました。センシングとDOOHの連動事例となり、新しい広告販売指標の創出が期待できます。

Corporate Name
サッポロビール株式会社
株式会社オリコム
株式会社ビズライト・テクノロジー
埼⽟⾼速鉄道株式会社
Location
埼玉高速鉄道電車内 浦和美園駅~日吉駅間
Details
サッポロビールは、埼玉高速鉄道の電車内デジタルサイネージを使い、リアルタイムにその前にいる乗客の年齢や性別をターゲティングし、最適な広告素材を出し分ける「ダイナミックDOOH」を実施した。電車内では前例のない世界初と思われる展開だった。
40歳以上が50%以上の時、40歳未満が50%以上の時、女性比率が30%以上の時などの条件で、それぞれターゲットとする商品の広告を放映した。同時に多くの人々に訴求するので、乗客の属性の割合を基準とした。このサイネージは画像センシングを行うことが可能で、広告が放映される5秒前までの1分間の状況をセンシングし、最適な素材を自動的に出し分けた。どの素材がどのくらい放映されたかのログデータも、車内サイネージとしては初めて報告された。作品動画は、DSJ2020の講演から、実施した広告主の採用理由、評価や今後の可能性、OOH広告業界への要望などを中心にまとめている。
Feature
電車内デジタルサイネージを、DDOOH広告として初めて使った側からの視点での分析結果を述べている。乗客をターゲティング出来ることへの広告主の評価は、「広告活用する上で選択肢が増える」「Web広告で補完していた部分をOOH広告だけで完結できる」など、ポジティブで示唆に富んだ見解を知ることが出来るので業界関係者にも参考になるものだ。但し、これらはあくまで従来のマス的要素があるOOH広告を前提とする話なので、他の電鉄まで広がることも期待している。一方、ログデータとそれをもとにした小回りの利いた運用改善も広告主に評価された。
その時、その場所にいる人たちに相応しい広告が訴求できることは、デジタル広告に予算をシフトしている多くの広告主からも理解されやすく、OOH広告(サイネージメディア)が見直されるきっかけにも繋がりそうだ。今回の事例は、歴史的にも新しい扉を開いたと捉えられる点にも注目して欲しい。

Screen Size
フルHD 18.5インチ ツインディスプレイ
Screen Type
LCD
Number of Screens
480面
Running
2020年3月30日~2020年4月5日

Explanation Url
https://vimeo.com/432439903

 
このページの掲載内容は、アワード応募時に提出いただいた内容にもとづいています。
 
 
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