DSC EXPRESS
Vol.016

DSC EXPRESS Vol.016をお届けします。
毎月15日発行です。どうぞ宜しくお願い致します。

  • レトロなサイネージを残してもいいのではないか

    レトロなサイネージを残してもいいのではないか

    シャルル・ド・ゴール空港で乗り継ぎの際に、フライトインフォメーションがリニューアルされていることに気がついた。変わったのは少なくとも2017年の12月以降の話だと思う。場所はターミナル2Eと2Dの間である。それなりに高精細のLEDである。


    以前のものはこちらだ。これもLEDであるがオレンジと赤色のみの表示でドットは今思うとかなり粗い。

    建築物でも古くて趣のある建物を取り壊して建て替える例が多い。中には古いものの良さを残しながら最新の建物に生まれ変われる例もあるが、殆どは味気ない合理的なものに変わってしまう。デジタルサイネージのような歴史の浅いものではこうしたことはまだあまり起きていないが、今回の例はとても色気のないものに変わってしまった感が否めない。
    フライトインフォメーションで言えばいわゆる「パタパタ」、反転フラップ式案内表示機からデジタルに、さらにLCDやLEDに変わるごとに旅情をかきたてられなくなっている。たとえば福岡キャナルシティーにあるナムジュン・パイク氏による”Fuku/Luck,Fuku=Luck,Matrix” などは、維持が大変だが、デジタルサイネージ世界遺産レベルである。タイムズスクエアもそうだろうし、品川の自由通路などもだ。こうした歴史的サイネージは残されるべきであるし、そうなるものを生み出したいものである。(Y.E.)

  • 天井を覆う大型LEDビジョンが話題に!

    天井を覆う大型LEDビジョンが話題に!
    ~グランドシネマサンシャイン池袋、オープン~

    2019年7月19日(金)、池袋に12スクリーンの大型シネマコンプレックス「グランドシネマサンシャイン」がオープンした。同施設では4F〜13Fがシネマとなっており、12FのIMAXシアターは高さ18.9m、幅25.8mと国内最大スクリーンを有する。
    館内では随所にサイネージが設置されているが、なかでも圧巻なのは12Fスカイラウンジ天井に設置された大型LEDビジョン「Motion Ceiling」である。サイズはW31.5m×H10.3m(約320㎡)で6mmピッチのLEDパネルが天井全体を覆っている。屋内のLEDビジョンとしては国内最大級と言えるだろう。コンテンツは上映映画の予告編の他にクリエイター集団 WOWが制作したインスタレーションも放映されている。ラウンジから見上げるサイネージの没入感は圧倒的だ。
    なお同館には入口や4Fエントランスロビー等にも様々なサイネージが導入されている。是非、現地でご覧いただきたい。
    昨今、東急渋谷駅地下通路や小田急新宿駅西口、資生堂研究所等、相次いで大型ファインピッチのLEDビジョンが設置されている。液晶マルチにおけるベゼル目地も無く、シームレスに自由なレイアウトができるLEDビジョンの導入は今後、急速に各分野で拡大するだろう。(T.Y.)
    (参考)
    グランドシネマサンシャイン池袋
    WOW

  • デジタルサイネージ
    NEWS解説

    ユナイテッドアローズ、1Qは増収増益 センター再編と機器導入によりコスト削減が進む 記事元:MONEY VOICE 8月29日

    棚卸し業務における具体的な効果につきましてご説明します。RFIDの活用拡大にともない、将来的にはどの商品がどの場所にあるかリアルタイムでわかるようになり、棚卸し作業を極力減らすことができるなど在庫管理の精度が向上すると考えております。その他、RFIDデータをスマートフォンアプリやデジタルサイネージと連動させたかたちでご来店時にお探しの商品が置いてある場所をご案内したり、お客さまの手に取られた商品に合わせてオススメの商品やスタイリング提案をするなど、新たな買い物体験の実現に向けて継続検討してまいります。

    ユナイテッドアローズは第1四半期の業績報告では、増収増益で好調のようだ。微増の売上に対して大幅な増益の要因は、物流や製品管理にかかる業務の効率化が大きな要因である。
    今回はマテハン機器の自動化での貢献が大きいが、今後のポイントはRFIDの活用である。すでにユニクロやZARAのようなSPA(製造小売業)では全社に導入し大きな効果を上げているが、一部SPAブランドを持つとはいえアパレル企業であるユナイテッドアローズが導入を進めていくには相当な覚悟と投資が必要だ。
    製造から販売まで一貫して行うSPAでは、RFIDのソースタギングが自社管理の元行えるが製造を任せるアパレル企業の場合、ソースタギングを各メーカーと連携しまたは強いる必要がある。そのハードルはかなり高く、他のアパレル企業では効果は理解できてもなかなか実施まで進んでいない。
    さて、今回のデジタルサイネージとRFIDとの関係を見てみると、RFIDのタグにより、その製品がどのお店のどの場所(棚)にあるかが特定できる。またアプリで取得している属性以上の好きなブランドや購入履歴、サイズなどのデータと連携し、店舗に入ったと同時にデジタルサイネージに好みのブランドの新作や、貴女にピッタリのサイズのある場所をレコメンドできるのである。
    また、今回の増収は通販部門が牽引しており、たとえサイズがその店舗になくともすぐに在庫以外の他店からご自宅まで配送する、しかもお直しまでした上で届ける一貫したサービス提供が可能となる。
    このように、デジタルサイネージは単に映像を表示する機器としてではなく、システムやセンサーなどと連動して表示させる利用の仕方が増えている。
    それを提供するデジタルサイネージ事業者である私たちは、細分化された得意分野で他と一線を画すサービスを顧客に提供できるよう、慎重に見極めて取り組んでいく必要がある。(H.I.)

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