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Vol.179

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  • 「推し活」にデジタルサイネージを活用

    「推し活」にデジタルサイネージを活用

    街中の充電サービスとして知られる「ChargeSPOT(チャージスポット)」は、国内に約4万台を設置している。そのバッテリースタンドに搭載されたデジタルサイネージが、新たに推し活の場として活用されるようになった。

     今や駅やコンビニなど、さまざまな施設に設置されているChargeSPOT。その運営会社であるINFORICHは、2024年12月23日(月)から新たなサービス「CheerSPOT(チアスポット)」の提供を開始した。

     このサービスは、個人がアプリを通じて好きなアーティスト(いわゆる「推し」)への応援メッセージを発信できるプラットフォームである。広告枠は数百円からと比較的手軽な料金設定になっており、支払った料金の一部がアーティストやChargeSPOTを設置する店舗に還元される仕組みとなっている。

     CheerSPOTでの広告出稿は、応援メッセージを入力し、用意されたデザインテンプレートを選択するだけで簡単に行える。ただし、応援できるアーティストはCheerSPOTと提携しているアーティスト事務所の所属アーティストに限られている。今後、より幅広い展開が期待される。

     筆者としては、アーティストに限らず、お気に入りの店舗やイベントなど、さまざまな「推し」に活用し、またクラウドファンディング的な要素を持たせても広がりがあるのではないかと期待している。一方で、従来のような高額な応援広告とは異なるこのCheerSPOTが、推し活を行うファンにどの程度受け入れられるのか、その動向にも注目していきたい。

    (K.S.)

    【参考サイト】
    デジタルサイネージで個人が推しに応援を届ける「CheerSPOT(チアスポット)」12月23日から、いよいよサービス本格始動
    https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000348.000033521.html

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