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Vol.180

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  • 駅媒体をダイナミックに活用したIndeedの広告展開

    駅媒体をダイナミックに活用したIndeedの広告展開

    新宿駅、渋谷駅を中心とした駅構内で、デジタルサイネージとアナログ媒体をダイナミックに活用した、Indeedの広告展開をピックアップしてみたい。

     

     世界で利用されている求人サイト「Indeed(インディード)」の日本法人であるIndeed Japan株式会社は、5人組ガール・グループ『LE SSERAFIM(ルセラフィム)』をイメージキャラクターに起用したテレビCMの放映を、2024年11月26日より全国で開始したが、同じ時期に新宿駅、渋谷駅といった駅の構内でも、様々な媒体を活用した広告展開が見られた。

     JR新宿駅では、南改札内に設置され、BOX/BLOCK/BELTの3種類のデジタルサイネージで構成される大型のデジタルサイネージ「新宿BBB(スリービー)」で、改札内を大胆にジャックするCMが放映された。その他、中央通路壁面をシートで覆った大型のアナログ媒体の「新宿中央通路ハーフジャック+(プラス)」にも広告の出稿があった。

    <JR新宿駅>

     京王新宿駅では、改札内に設置される横幅15メートルを超える大型のLEDビジョン「新宿K-DGキングウォール」や、音出しが可能で、百貨店口、西口、JR乗換連絡口を全39面のデジタルサイネージで網羅する「新宿K-DGピリエ」でCMが放映された他、大型のシート広告「新宿西口欄間大型シートセット」や、改札内にある特徴的な〝X階段〟に集中的にポスターが貼られる「新宿X階段集中ばり」といったアナログ媒体にも広告の出稿があった。

    <京王新宿駅>

     東急渋谷駅では、田園都市線渋谷駅のハチ公前広場に繋がる出口前の通路に設置され、柱のラッピングも可能な「TOQサイネージピラー」でCMが放映された他、柱とボードで構成されるユニークな形状の「ロイヤルボード」をはじめ、「道玄坂ハッピーボード」「ビッグ8・14・20」「アドサークル」といった多数のアナログ媒体にも広告の出稿があった。

    <東急渋谷駅>

     その他にも、東京メトロ新宿駅に設置された大型のアナログ媒体「新宿メトロツインプレミアムセット」や、東京メトロ表参道駅に設置された大型のアナログ媒体「表参道南青山プレミアムセット」にも広告の出稿があった。

     人手不足などにより活況を迎えている求人市場では、様々な求人系サービスが濫立している。昔から鉄道広告には求人系サービスの広告がレギュラーで出稿しているが、今回紹介したIndeedの広告展開は、様々な媒体を活用し、イメージキャラクターの『LE SSERAFIM(ルセラフィム)』のメンバーを、縦型のデジタルサイネージに一人一人登場させたり、大型のデジタルサイネージやアナログ媒体に並べたりと、趣向を凝らした演出を施している。大型で目を引く広告が多数掲出する駅構内にあっても、今回の広告展開はひと際目立つ存在だったのではないか。

    (K.S.)

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