プログラムDOOH成功事例のご紹介:スペイン/ サノフィ コンシューマーヘルスケア
サノフィ コンシューマーヘルスケア (CHC)が、抗アレルギー薬テルファストのプロモーションのためのプログラマティックDOOH広告キャンペーンをスペインで実施した。 花粉飛散量と連動して広告が掲出される仕組みを取り入れ、飛散量の多い都市、多い時期に効果的にプロモーションを実施することに成功した事例をご紹介する。
キャンペーン概要
スペイン/サノフィ コンシューマーヘルスケア (CHC)は、抗アレルギー薬テルファストの広告プロモーションのために、プログラマティックDOOH (prDOOH) 広告キャンペーンを実施した。アレルギーの症状が現れたまさにその瞬間に、潜在的な消費者をより効率的にターゲットにすることを目的として企画された。
まず、花粉の影響を顕著に受ける5都市、セビリア、マドリッド、バレンシア、バルセロナ、サラゴサを選定。さらに、DOOHにおける広告の表示には、花粉のレベルをキーインディケーターとして使用。アレルギーが問題となるシーズン期間中に集中し、花粉のレベルが、設定された段階に達したときにキャンペーンを活性化し、広告メッセージの関連性を大幅に向上させた。
prDOOHの技術を使い、このキャンペーンは、最高のインパクトと価値を保証するために必要な条件が揃った場所でのみ実施された。
結果
花粉の危険レベルの上限に達した場所、達したときのみに掲出される広告キャンペーンという仕組みのため、結果的には3都市:マドリード、セビリア、バレンシアでの掲出となった。テルファストの広告は、マドリッドで230、セビージャで42、バレンシアで44、合計315のDOOHに表示され、目標としていたインプレッションを大きく上回る結果を獲得。
特定のデータを利用することで、サノフィCHCは、最も成功確率の高い時間と場所で、最も効率的な方法で潜在的な消費者をターゲットにすることができた。このケーススタディは、革新的な広告ツールであるprDOOHが、ブランドにとってコミュニケーション媒体の効果を最大化しながら予算を最適化できることを実証している。
(Y.T.)