DSC EXPRESS
Vol.127

DSC EXPRESS Vol.127をお届けします。
毎月5日、15日、25日発行です。どうぞ宜しくお願い致します。

  • 同時に放映する事で価値が何倍にも拡大するデジタルサイネージ

    同時に放映する事で価値が何倍にも拡大する
    デジタルサイネージ

    渋谷のスクランブル交差点や新宿の事例でよく見られるように、屋外ビジョンのシンクロ放映で、デジタルサイネージの価値は高まっている。

     これは呪術廻戦で2022年8月に、渋谷スクランブル交差点から見ることが出来る屋外ビジョンのほぼ全てをジャックし放映した時の事例で、Youtubeの公式チャンネルでも視聴回数が78万回以上再生されている事例だ。

     現在の屋外ビジョンは各屋外ビジョン単体での放映も数多く放映されているが、渋谷の様な複数の異なる屋外ビジョンが隣接しており通常はバラバラの放映がされている場所で、突如同時に同じコンテンツの放映が展開(放映)される放映方法が活況を呈している。

     理由は大きく4つあると考えられる。
    ①複数の屋外ビジョン全てが同じコンテンツが放映される事による強制視認性の向上
    ②通常では体験できない同時放映が生み出すセレンディピティ(幸運な偶然の出会い)の視聴者への提供
    ③その場所で放映される事の意味を想定し、各屋外ビジョンの場所と向きを前提に綿密に計算され生み出された優良なコンテンツの持つ効果と価値
    ④放映終了後から展開されるSNSなどのインターネット経由による話題の拡散

    上記の①~④が折り重なる事で、見た人→見た人の情報発信→見た人の情報発信に接触できる友人(数十人~)の人たちへの体験価値の共有等が活発に行われ、加えてコンテンツ提供者から相乗効果を期待して提供される新たなNEXTステップへの情報誘導などなどが連鎖的に実行されることで、屋外ビジョンの接触者だけではない、情報接触者を指数関数的に増大していく(させる)媒体価値が生み出されるエンジンとなっている。

     放映する日程や時間も綿密に計算する事で、スマートフォンや自宅のテレビ、オフィスのモニターとは全く異なる接触価値を持たせることが出来る屋外ビジョンならではの演出手法で、デジタルサイネージの様な多くの人の目に触れるロケーションの強みを最大限発揮させるのではないだろうか。

     以前ご紹介したまち中のデジタルサイネージの映像が、2D→3D化された映像世界との相乗効果も妄想すると、これからも加速していく屋外のデジタルサイネージの魅力に期待しワクワクしてしまう。(N.Y)

Copyright c Digital Signage Consortium. All Rights Reserved.