大阪エリアの最新大型LEDビジョンのご紹介
大阪エリアの大型LEDビジョンといえば、デジタルサイネージアワード2020でグランプリを受賞した御堂筋線梅田駅の「ウメダメトロビジョン」がまず思い浮かぶが、それ以外にも昨年から今年にかけてSCと駅構内に大型LEDビジョンが2基登場している。それぞれに特徴があるので、今回はこの2つの大型LEDビジョンについて紹介したい。
1.セブンパーク天美「AMAMI LIVE VISION」
2021年11月17日にグランドオープンしたセブンパーク天美には、「AMAMI STADIUM」というイベント広場が施設のほぼ中央に設けられている。この広場のメインコンテンツとして、運営会社である㈱セブン&アイ・ホールディングスがSC最大級とうたっている約520インチの大型LEDビジョン「AMAMI LIVE VISION」が設置され、話題となっている。
現地で見たところ、1階から3階まで届く高さで、存在感があるだけでなく、鮮明な画像も印象に残った。運営会社によれば、このビジョンと様々なコンテンツを組み合わせたプロモーションも定期的に実施していくとのことなので、今後の展開にも期待したい。
2.JR大阪駅「セントラルサウンドビジョン」
2020年8月に稼働を開始したJR大阪駅構内では最大のLEDビジョンで、3.91mmピッチのLEDを採用した縦3×横11メートルという仕様である。大阪駅中央口北側の「暁の広場」に設置されたことから、「セントラルサウンドビジョン」という名称になった。このLEDビジョンには従来型にはない「音声機能」及び「IPカメラやWi-Fiアクセスポイントのデータを活用した広告視認可能者数や性年代別構成の計測機能」があり、ビジュアルと音声を組み合わせた効果的な広告配信や、通行者特性の予測データに基づいた広告の出稿・広告の効果分析が可能という特徴もある。新型コロナウィルスの感染が拡大している中で稼働を開始したため、当初の広告出稿状況はなかなか芳しくなかったものの、現在では多くのクライアントに選択されているという状況である。
この計測機能を活用し、LEDビジョンの設置・運用管理を行っている㈱JR西日本コミュニケーションズから設置エリアの通行者数推移等をまとめたデータが定期的に公開されている。
データによれば緊急事態宣言が発令されると急激にエリアの通行者数は減少するものの、徐々に回復している傾向が読み取れる。このようなデータを踏まえた広告出稿が今後増加していくことも、このビジョンには期待されている。
以上大阪エリアの最新大型LEDビジョンについて紹介させていただいた。大阪エリアへお越しの折には、ぜひご覧いただければ幸いである。(K.T)