「天神ビッグバン」進行中の福岡天神に相次いで誕生した、
2つの大型LEDビジョン
九州屈指の商業・オフィスの集積地である「福岡天神」。この街では、2015年から始まったプロジェクト「天神ビッグバン」が着々と進行している。その目玉の一つといえる「ONE FUKUOKA BLDG.」(旧福岡ビル 通称:福ビル)がこの4月に開業する。それに時を合わせるように、福岡天神に2つの大型LEDビジョンが誕生した。今回は、その2つの大型ビジョンを紹介する。
■SOLARIA DAIGAMEN
福岡天神において永らく屋外ビジョンとして親しまれてきたソラリアビジョン。4基で構成されるソラリアビジョンの中でも、ソラリアステージ広場に設置されていた「ステージ広場ビジョン」は、設置された当時165インチの9面マルチビジョンで、屋内に設置されたビジョンとしてはまさに「大画面」だったと思われ、ステージ広場ビジョンの前は「大画面前」と呼ばれ天神での待ち合わせスポットとして定着していた。そのステージ広場ビジョンが、本年2月にH9,000×W8,000、3.9mmピッチのLEDビジョンに生まれ変わり、その名も「SOLARIA DAIGAMEN」として放映が開始された。165インチから9倍以上の72㎡、H2,304×W2,048pixelで放映される映像は、大迫力で来街者の注目を集めている。
また、放映開始に合わせ、九州ではまだ少ない裸眼3D映像も制作され、かわいらしいペンギンをスマートフォンにおさめる姿も多くみられ話題となっている。
今後もオリジナルコンテンツの制作が予定されており、引き続き話題となっていくことが期待される。

 
■福岡市地下鉄天神駅 TENJIN ONE VISION
福岡空港から博多・天神を経由し西の姪浜地区まで東西を結ぶ福岡市地下鉄空港線・箱崎線は、福岡市を東西に貫く大動脈である。その中の天神駅は平均131,250人/日の乗降人員を誇る主要駅で、そのコンコースは地下街や多くの商業ビル・オフィスビルに直結している交通結節点でもある。
その天神駅東口改札を出たコンコース壁面に設置されたのが「TENJIN ONE VISION」である。縦2,052×横10,994mm、1.9mmピッチのLEDビジョンで、福岡市地下鉄初の構内大型ビジョンである。東京・大阪では多く見られるようになった通路壁面の大型ビジョンだが、九州ではまだ目新しい媒体といえる。また先述した「ONE FUKUOKA BLDG.」の地下エントランス横に位置し、そのロケーションは高級感のある装いとなっており、早くもラグジュアリー系のクライアントの出稿などが見られている。
 
その他にも、西鉄福岡(天神)駅では、全国的にも珍しいホーム上のタテ型デジタルサイネージがこの春から放映を開始するなど、新しくなる福岡天神に彩りを与えてくれている。
(K.K.)
【参考サイト】
https://tongullman.co.jp/news/1886/